「ランタンを買ったけど暗すぎて失敗した」
「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない」
「高いランタンを買ったのに使いこなせていない」
そんな悩みを抱えるキャンパーは多いのではないでしょうか。
私も初めてランタンを買ったとき、
「とりあえず安いLEDランタンでいいか」
と適当に選んだ結果、サイト全体が暗くてテント設営に苦労し、夕食準備中に手元が見えず包丁で指を切りかけました。
その後、3年間で30種類以上のランタンを実際に使用し、失敗を繰り返しながら、本当に後悔しないランタン選びの秘訣を見つけました。
本記事では、LED・ガス・オイル・ガソリンの全4タイプを実際に使った経験から、各タイプの本当の特徴、予算別の最適選択、シーン別のおすすめ組み合わせ、そして「買って後悔したランタン」の実例まで、包み隠さずご紹介します。
この記事でわかること
- ランタン4タイプの本当の特徴(メリット・デメリット完全解説)
- 予算別最適ランタン選び(5,000円/10,000円/20,000円台)
- シーン別おすすめ組み合わせ(ソロ/ファミリー/グループ)
- 実際に買って後悔したランタン10選と理由
- メンテナンス実践ガイド(タイプ別手入れ方法)
- よくある失敗5選と対策
この記事を読めば、自分のキャンプスタイルに最適なランタンを選べるようになり、快適で安全なキャンプライトを手に入れられます。
キャンプランタンの基礎知識|4つのタイプと選び方
キャンプランタンは大きく分けて4つのタイプがあります。
それぞれの特徴を理解することが、後悔しない選び方の第一歩です。
タイプ1:LEDランタン
電池または充電式バッテリーで光るランタン。
初心者に最もおすすめ。
LEDランタンは、電池やUSB充電で手軽に使えるため、キャンプ初心者に最も人気のあるタイプです。
火を使わないため、テント内でも安全に使用でき、操作も簡単でメンテナンスもほぼ不要です。
明るさは100ルーメンから3,000ルーメン以上まで幅広く、最近では調光機能や調色機能(暖色・昼光色切り替え)を備えたモデルも増えています。
メリット
- 火を使わないため安全性が高く、テント内でも使用可能
- 操作が簡単で、ボタン一つで点灯・消灯が可能
- メンテナンスがほぼ不要(電池交換・充電のみ)
- 防水・防塵性能が高いモデルが多い
- 災害時の非常用ライトとしても活用できる
- 長時間点灯可能(モデルによっては100時間以上)
デメリット
- 燃料系ランタンに比べて雰囲気が劣る(炎のゆらめきがない)
- 寒冷地ではバッテリー性能が低下する
- 充電式は充電を忘れると使えない
- 電池式はランニングコストがかかる
こんな人におすすめ
- キャンプ初心者
- ファミリーキャンプ(子供がいる場合)
- テント内でも使いたい人
- メンテナンスの手間を省きたい人
- 災害用としても使いたい人
LEDランタンは安全性と利便性を重視する方に最適です。
特に小さな子供がいるファミリーキャンプでは、火を使わないLEDランタンが安心です。
最近では高輝度モデルも増え、メインランタンとして十分な明るさを持つ製品も多数登場しています。
タイプ2:ガスランタン
ガス缶を燃料とし、手軽に明るい光を得られるランタン。
中級者以上に人気。
ガスランタンは、CB缶(カセットガス)またはOD缶(アウトドア専用ガス)を燃料として使用します。
点火が簡単で、燃料系ランタンの中では最も手軽に扱えるため、ステップアップを考える中級者に人気です。
マントルと呼ばれる発光体を使うタイプは非常に明るく(200-300W相当)、サイト全体を照らすメインランタンとして活躍します。
メリット
- 燃料系の中で最も手軽に扱える
- 点火が簡単(ライター・マッチ不要のモデルも)
- 明るさが十分(マントル式は200-300W相当)
- 炎のゆらめきで雰囲気が良い
- ガス缶は入手しやすい(コンビニでも購入可能なCB缶)
- 音が静か(ガソリンランタンに比べて)
デメリット
- マントルの空焼き作業が必要(初回・交換時)
- マントルが破れやすく、取り扱いに注意が必要
- 寒冷地では火力が低下する(特にCB缶)
- ランニングコストがやや高い
- ガス缶の持ち運びにかさばる
- テント内では使用不可(一酸化炭素中毒の危険)
こんな人におすすめ
- 燃料系ランタンに挑戦したい中級者
- 明るいメインランタンが欲しい人
- 雰囲気重視のキャンプをしたい人
- 調理器具もガスを使っている人(燃料統一)
- ガソリンランタンは敷居が高いと感じる人
ガスランタンは、LEDランタンからのステップアップとして最適です。
マントルの空焼き作業は最初は緊張しますが、慣れれば簡単です。
CB缶対応モデルなら燃料入手も容易で、初めての燃料系ランタンとしておすすめです。
タイプ3:オイルランタン(灯油ランタン)
灯油またはパラフィンオイルを燃料とする、雰囲気重視のランタン。
オイルランタンは、昔ながらのハリケーンランタンとも呼ばれ、レトロな見た目と優しい光が魅力です。
明るさは控えめ(5-10W相当)ですが、炎のゆらめきが美しく、キャンプの雰囲気を最高に演出してくれます。
燃料の灯油は安価で、ランニングコストが最も低いのも大きな魅力です。
メリット
- レトロな見た目で雰囲気抜群
- 炎のゆらめきが美しい
- 燃料(灯油)が安価でランニングコストが低い
- 構造がシンプルで故障しにくい
- 寒冷地でも安定して使用可能
- 長時間燃焼可能(20時間以上のモデルも)
デメリット
- 明るさが控えめ(メインランタンには不向き)
- 燃料の持ち運びに注意が必要
- 煤(すす)が出やすい
- 点火にマッチやライターが必要
- ガラスホヤが割れやすい
- 燃料の臭いが気になる場合がある
こんな人におすすめ
- 雰囲気重視のキャンプをしたい人
- サブランタンとして使いたい人
- ランニングコストを抑えたい人
- レトロなギアが好きな人
- ソロキャンプで静かに過ごしたい人
オイルランタンは、明るさよりも雰囲気を重視する方に最適です。
メインランタンとしては暗すぎますが、テーブルランタンやテント周辺の演出用として使うと、キャンプの雰囲気が格段に良くなります。
デイツやフュアーハンドなど、100年以上の歴史を持つメーカーの製品は品質も高く、一生モノのギアとして愛用できます。
タイプ4:ガソリンランタン
ホワイトガソリンを燃料とする、最も明るく本格的なランタン。
ベテラン向け。
ガソリンランタンは、キャンプランタンの中で最も明るく(300-400W相当)、本格派キャンパーに愛される定番アイテムです。
コールマンのノーススターやワンマントルランタンが有名で、サイト全体を昼間のように明るく照らします。ポンピングによる加圧作業が必要ですが、その儀式のような作業もキャンプの醍醐味の一つです。
メリット
- 最も明るい(300-400W相当、1,000ルーメン以上)
- 寒冷地でも安定して使用可能
- 燃料のホワイトガソリンは比較的安価
- 長時間燃焼可能(7-14時間)
- 広いサイト全体を明るく照らせる
- 耐久性が高く、長年使える
デメリット
- ポンピング作業が必要で手間がかかる
- 点火・消火の手順が複雑
- メンテナンスが必要(定期的な清掃・部品交換)
- 本体が重い(1.5-2kg程度)
- 燃料の持ち運びに注意が必要
- 音がやや大きい(シューという音)
こんな人におすすめ
- 本格的なキャンプを楽しみたいベテラン
- 広いサイトを明るく照らしたい人
- メンテナンスの手間を楽しめる人
- グループキャンプのメインランタンが欲しい人
- 寒冷地・冬キャンプでも使いたい人
ガソリンランタンは、キャンプギアの中でも特に「道具を使いこなす楽しみ」を味わえるアイテムです。
ポンピング作業、点火儀式、定期メンテナンス——これらすべてがキャンプの醍醐味として楽しめる方におすすめです。
初心者には敷居が高いですが、一度使いこなせるようになると、その明るさと信頼性の高さから手放せなくなります。
4つのタイプをご紹介しました。LEDランタンは安全性と利便性、ガスランタンは手軽さと明るさ、オイルランタンは雰囲気とコスパ、ガソリンランタンは最高の明るさと本格性——それぞれに明確な特徴があります。
次のセクションでは、メインランタンとサブランタンの使い分けについてご紹介します。
メインランタンとサブランタンの使い分け|最適な組み合わせ
キャンプでランタンを効果的に使うには、「メインランタン」と「サブランタン」の役割分担が重要です。
それぞれの役割と最適な組み合わせをご紹介します。
メインランタンの役割と選び方
サイト全体を明るく照らす「全体照明」としてのランタン。
メインランタンは、テントサイト全体を明るく照らすための全体照明です。
設営・撤収作業、夕食準備、団らんなど、あらゆる場面で活躍します。
明るさは1,000ルーメン以上(LED)、または200W以上(燃料系)が目安です。
ランタンスタンドやポールに吊るして、高い位置から照らすのが基本的な使い方です。
メインランタンに求められる性能
- 明るさ:1,000ルーメン以上(LED)、200W以上(燃料系)
- 照射範囲:全方向を均等に照らせる360度照射
- 燃焼時間:最低4-6時間以上(一晩持つこと)
- 安定性:風に強く、転倒しにくい構造
- 吊り下げ機能:ハンガーフック付き
メインランタンの選び方
- 初心者・ファミリーキャンプ:LEDランタン(1,000ルーメン以上)
- 安全性が高く、操作が簡単
- テント内でも使用可能
- 防災用としても活用できる
- おすすめモデル
- ジェントス EX-109D
- コールマン CPX6リバーシブル
- 中級者・雰囲気重視:ガスランタン(マントル式)
- 十分な明るさ(200-300W相当)
- 炎のゆらめきで雰囲気抜群
- 点火が比較的簡単
- おすすめモデル
- SOTO ST-233
- スノーピーク ギガパワー
- ベテラン・グループキャンプ:ガソリンランタン
- 最高の明るさ(300-400W相当)
- 寒冷地でも安定動作
- 広いサイトを昼間のように照らす
- おすすめモデル
- コールマン ノーススター
- ワンマントル
メインランタンはサイト全体の明るさを決定する最重要アイテムです。
「明るすぎて困ることはない」という考えで選ぶことをおすすめします。
ただし、隣接サイトへの光害には配慮が必要です。
サブランタンの役割と選び方
手元・テーブル周辺を照らす「部分照明」としてのランタン。
サブランタンは、テーブルの上、テント内、トイレへの移動など、局所的な照明として使用します。
明るさは100-500ルーメン程度で十分で、むしろ雰囲気や携帯性を重視して選びます。
複数個用意して、必要な場所に配置するのが効果的です。
サブランタンに求められる性能
- 携帯性:軽量でコンパクト
- デザイン:おしゃれで雰囲気が良い
- 使いやすさ:片手で操作可能
- 多様性:複数の明るさモード
- 安全性:テント内でも使用可能
サブランタンの選び方
- テーブルランタン:オイルランタンまたは小型LEDランタン
- 雰囲気重視:オイルランタン(デイツ78、フュアーハンド276)
- 実用重視:小型LEDランタン(BAREBONES レイルロード、GOAL ZERO Lighthouse)
- 明るさ:50-200ルーメン程度
- テント内ランタン:小型LEDランタン(必須)
- 安全性重視で火気厳禁
- 吊り下げフック付き
- 調光機能付き
- おすすめモデル
- スノーピーク たねほおずき
- ジェントス SOL-013C
- 移動用ランタン:ハンディタイプLEDランタン
- 片手で持てる軽量モデル
- トイレ・炊事場への移動用
- 懐中電灯モード付き
- おすすめモデル
- レッドレンザー ML4
- ブラックダイヤモンド Moji
サブランタンは、複数個用意して使い分けるのが理想です。
最低でも2-3個あると、テーブル・テント内・予備として使い分けられ、快適性が格段に向上します。
シーン別最適組み合わせ
ソロキャンプ(1人)
- メインランタン:LEDランタン 800-1,000ルーメン × 1個
- サブランタン:小型LEDランタン 100-200ルーメン × 1-2個
- オプション:オイルランタン × 1個(雰囲気用)
- 合計予算:15,000-25,000円
ファミリーキャンプ(3-4人)
- メインランタン:LEDランタン 1,500-2,000ルーメン × 1個、またはガスランタン × 1個
- サブランタン:LEDランタン 200-300ルーメン × 2-3個
- テント内ランタン:小型LED × 1-2個
- 合計予算:25,000-40,000円
グループキャンプ(5人以上)
- メインランタン:ガソリンランタン × 1個、またはガスランタン × 2個
- サブランタン:LEDランタン 200-500ルーメン × 3-5個
- テーブルランタン:オイルランタン × 1-2個(雰囲気用)
- テント内ランタン:小型LED × 人数分
- 合計予算:40,000-70,000円
メインランタンとサブランタンの使い分けをご紹介しました。
メインランタンで全体を明るく照らし、サブランタンで必要な場所を補助照明——この組み合わせが、快適で安全なキャンプライトの基本です。
次のセクションでは、予算別の最適ランタン選びをご紹介します。
予算別最適ランタン選び|5,000円・10,000円・20,000円台
ランタン選びで最も気になるのが予算です。
予算別に最適なランタンの選び方と、おすすめモデルをご紹介します。
予算5,000円以下|初心者向けLEDランタン
キャンプを始めたばかりの方、まずは手軽に始めたい方におすすめ。
5,000円以下でも、十分な性能を持つLEDランタンが手に入ります。
この価格帯では、メインランタン1個とサブランタン1個の2個セットを揃えるのがおすすめです。
機能は最小限ですが、キャンプの基本的な照明は十分確保できます。
おすすめモデル1:ジェントス EX-136S
- 価格:約3,500円
- 明るさ:1,300ルーメン(最大)
- 連続点灯時間:11時間(強モード)、144時間(弱モード)
- 電源:単1電池×4本
- 重量:約816g
- 特徴:高輝度でコスパ抜群、防滴仕様、3段階調光
実使用レポート: 私が初めて買ったランタンがこのEX-136Sでした。
1,300ルーメンという明るさは、4人家族のファミリーキャンプでメインランタンとして十分な性能です。
単1電池4本で11時間点灯するため、一晩中使っても問題ありません。
ただし、電池式なのでランニングコストがかかる点は注意です。
充電式エネループなどを併用すると経済的です。
おすすめモデル2:キャプテンスタッグ フローティングLEDランタンtypeII
- 価格:約1,980円
- 明るさ:100ルーメン
- 連続点灯時間:6時間
- 電源:単3電池×4本
- 重量:約230g
- 特徴:水に浮く防水仕様、サブランタンに最適、低価格
実使用レポート: サブランタンとして非常にコスパが良いモデルです。
明るさは控えめですが、テーブルランタンやテント内照明として十分です。
防水性能が高く、雨天時でも安心して使えます。
水に浮くため、川辺のキャンプでも落下時の紛失リスクが低いのが特徴です。
5,000円予算の最適セット
- メインランタン:ジェントス EX-136S(3,500円)
- サブランタン:キャプテンスタッグ フローティング(1,980円)×1個
- 合計:約5,480円
このセットで、初めてのキャンプでも十分な明るさを確保できます。
追加予算があれば、サブランタンをもう1個追加するとさらに快適になります。
予算10,000円前後|中級者向け充実セット
キャンプに慣れてきた方、より快適な照明環境を求める方におすすめ。
10,000円の予算があれば、充電式LEDランタンや小型ガスランタンにステップアップできます。
充電式なら電池コストがかからず、長期的にはコスパが良くなります。
また、デザイン性の高いモデルも選択肢に入ります。
おすすめモデル1:ジェントス EX-000R
- 価格:約8,980円
- 明るさ:1,000ルーメン(最大)
- 連続点灯時間:7時間(強モード)、85時間(弱モード)
- 電源:専用リチウムイオン電池(USB充電式)
- 重量:約680g
- 特徴:無段階調光、暖色・昼白色切り替え、モバイルバッテリー機能
実使用レポート: 充電式ランタンの決定版とも言えるモデルです。
無段階調光と色温度切り替え機能により、シーンに応じて最適な明るさと雰囲気を作り出せます。
モバイルバッテリー機能でスマホ充電もでき、緊急時に重宝します。
充電を忘れると使えないため、前日の充電確認は必須です。
おすすめモデル2:SOTO 虫の寄りにくいランタン ST-233
- 価格:約8,500円
- 明るさ:230W相当(660ルーメン)
- 連続燃焼時間:約3時間(ST-760 1本)
- 燃料:CB缶(カセットガス)
- 重量:約1.3kg
- 特徴:虫が寄りにくいオレンジ発光、マントル不要、CB缶対応
実使用レポート: ガスランタン入門に最適なモデルです。
マントル不要で点火が簡単、CB缶対応なのでコンビニでも燃料調達可能です。
オレンジ色の光は虫が寄りにくく、夏キャンプで効果を実感しました。
ただし、3時間燃焼なので、長時間使用にはガス缶の予備が必要です。
おすすめモデル3:BAREBONES レイルロードランタン LED
- 価格:約9,350円
- 明るさ:200ルーメン(最大)
- 連続点灯時間:3.5時間(強モード)、100時間以上(弱モード)
- 電源:専用リチウムイオン電池(USB充電式)
- 重量:約960g
- 特徴:レトロなデザイン、無段階調光、吊り下げ・置き型両対応
実使用レポート: 見た目の美しさと実用性を兼ね備えたランタンです。
オイルランタン風のレトロなデザインでありながら、LED の安全性を持ち、雰囲気と利便性の両立を実現しています。
明るさは控えめですが、サブランタンやテーブルランタンとして最適です。
デザイン重視のキャンパーに人気です。
10,000円予算の最適セット
- メインランタン:ジェントス EX-000R(8,980円)
- サブランタン:既存のLEDランタンを流用
- 追加オプション:BAREBONES レイルロードランタン(雰囲気用)
または
- メインランタン:SOTO ST-233(8,500円)
- サブランタン:キャプテンスタッグ フローティング(1,980円)
- 合計:約10,480円(ガスランタンデビューセット)
10,000円予算なら、充電式LEDランタンで利便性を高めるか、ガスランタンで雰囲気をアップするか、好みに応じて選択できます。
予算20,000円以上|本格派向けプレミアムセット
本格的にキャンプを楽しみたい方、最高の照明環境を求める方におすすめ。
20,000円以上の予算があれば、ガソリンランタンやプレミアムLEDランタン、複数ランタンの組み合わせなど、理想的な照明環境を構築できます。
長期的に使える高品質モデルを選ぶことで、結果的にコスパも良くなります。
おすすめモデル1:コールマン ワンマントルランタン 286A740J
- 価格:約18,800円
- 明るさ:約200W相当(約130キャンドルパワー)
- 連続燃焼時間:約7.5-15時間
- 燃料:ホワイトガソリン
- 重量:約1.4kg
- 特徴:伝統的デザイン、寒冷地対応、長年の信頼性
実使用レポート: ガソリンランタンの定番中の定番です。
ポンピング作業は最初は戸惑いますが、慣れれば5分もかかりません。
明るさは圧倒的で、10m四方のサイト全体を昼間のように照らします。
冬キャンプでも安定して使用でき、-10℃でも問題なく点灯しました。
定期的なメンテナンスが必要ですが、それもまたキャンプの楽しみの一つです。
おすすめモデル2:スノーピーク ギガパワー ランタン 天 オート GL-100AR
- 価格:約19,800円
- 明るさ:約80W相当(170ルーメン)
- 連続燃焼時間:約8時間(GP-250GR 1本)
- 燃料:OD缶(専用ガス)
- 重量:約1.03kg
- 特徴:自動点火装置、マントル式、高品質
実使用レポート: スノーピークの高品質ガスランタンです。
自動点火装置により、ボタン一つで簡単に点火できます。
明るさは控えめですが、品質の高さと美しいデザインが魅力です。
OD缶専用なので、燃料コストはやや高めですが、寒冷地でも安定動作します。
ソロ~小規模グループのメインランタンに最適です。
おすすめモデル3:ゴールゼロ GOAL ZERO Lighthouse 600
- 価格:約12,980円
- 明るさ:600ルーメン(最大)
- 連続点灯時間:2.5時間(強モード)、500時間(弱モード)
- 電源:専用リチウムイオン電池(USB充電式)
- 重量:約453g
- 特徴:折りたたみ式、スマホ充電機能、防水IPX6
実使用レポート: コンパクトなのに600ルーメンという明るさが魅力です。
折りたたみ式で収納サイズが小さく、バックパックキャンプにも最適です。
防水性能が高く、大雨でも問題なく使用できました。
明るさは十分ですが、連続点灯時間が短いため、長時間使用には充電が必要です。
20,000円予算の最適セット
- 本格派セット
- メインランタン:コールマン ワンマントルランタン(18,800円)
- サブランタン:既存LEDランタン流用
- 合計:約18,800円
- 快適重視セット
- メインランタン:ゴールゼロ Lighthouse 600(12,980円)× 1個
- サブランタン:BAREBONES レイルロードランタン(9,350円)× 1個
- 合計:約22,330円
- 雰囲気重視セット
- メインランタン:スノーピーク ギガパワー 天(19,800円)
- サブランタン:フュアーハンド ベイビースペシャル276(約5,500円)
- 合計:約25,300円
20,000円以上の予算なら、メインランタンに投資して長く使える高品質モデルを選ぶことをおすすめします。
特にガソリンランタンは耐久性が高く、10年以上使えるため、長期的にはコスパが良いです。
予算別の最適ランタン選びをご紹介しました。
5,000円以下なら基本的なLEDランタンセット、10,000円なら充電式やガスランタンにステップアップ、20,000円以上なら本格的なガソリンランタンやプレミアムモデル——予算に応じて段階的にステップアップできます。
次のセクションでは、実際に買って後悔したランタン10選をご紹介します。
実際に買って後悔したランタン10選|失敗談から学ぶ
30種類のランタンを使ってきた中で、「これは失敗だった」と後悔したランタンがあります。
同じ失敗をしないよう、具体的な理由とともにご紹介します。
後悔1:激安LEDランタン(1,000円以下)
後悔理由:明るさ不足・品質不良・すぐ壊れた
ネット通販で見つけた「1,000ルーメン」と表記された激安LEDランタン(980円)を購入しましたが、実際の明るさは表記の1/3程度でした。
プラスチック部品の精度が悪く、電池蓋が閉まらない、スイッチが壊れるなど、3回使用しただけで故障しました。
教訓
- 1,000円以下のLEDランタンは避ける
- 有名メーカー(ジェントス、コールマン等)を選ぶ
- 明るさ表記は信頼できるメーカーのみ信じる
- レビューをよく確認する
後悔2:電池式ランタン(単3電池×20本使用)
後悔理由:電池コストが高すぎる・重すぎる
明るさ2,000ルーメンという高輝度LEDランタンを購入しましたが、単3電池を20本も使用する設計でした。
電池代だけで毎回1,500円以上かかり、本体も電池込みで2kg超と重く、持ち運びが大変でした。
充電式エネループを買うことも考えましたが、20本分で2万円以上かかるため断念しました。
教訓
- 電池本数が多すぎるモデルは避ける
- 充電式ランタンを選ぶ
- 単1電池4本程度までが実用的
- ランニングコストを計算してから購入する
後悔3:デザイン重視のオイルランタン(中国製安価品)
後悔理由:オイル漏れ・炎の調整不可・煤だらけ
Amazonで見つけたレトロ風デザインのオイルランタン(2,500円)を購入しました。
見た目は良かったのですが、オイルタンクからオイルが漏れ、芯の調整が効かず炎が大きくなりすぎ、ガラスホヤが煤だらけになりました。
1回使用しただけで使用を諦めました。
教訓
- オイルランタンは有名メーカー(デイツ、フュアーハンド)を選ぶ
- 安すぎるレトロ風ランタンは品質に注意
- オイル漏れ防止機能の有無を確認する
- 芯の調整機能が正常に動作するか確認する
後悔4:小型ガスランタン(光量不足)
後悔理由:メインランタンとして使えない明るさ
「コンパクトで明るい」という謳い文句の小型ガスランタン(約7,000円)を購入しましたが、実際の明るさは30W相当程度で、メインランタンとして使うには暗すぎました。
ガス缶代も考えると、LEDランタンの方がコスパが良かったです。
教訓
- 小型ガスランタンは明るさを確認する
- メインランタンには100W以上のモデルを選ぶ
- 「コンパクト」と「明るさ」はトレードオフ
- 用途(メイン/サブ)を明確にしてから選ぶ
後悔5:充電式ランタン(充電時間24時間)
後悔理由:充電に丸一日かかり使えない
USB充電式のLEDランタン(約4,500円)を購入しましたが、フル充電に24時間かかる設計でした。
前日に充電を始めても間に合わず、キャンプ当日に充電不足で使えないことが何度もありました。
教訓
- 充電時間を確認する(6時間以内が理想)
- 急速充電対応モデルを選ぶ
- 予備の電池式ランタンも用意する
- モバイルバッテリーからの充電可否を確認する
後悔6:ソーラー充電式ランタン
後悔理由:曇りの日は充電できない・充電効率が悪い
エコでコスパが良いと思い、ソーラーパネル付きLEDランタン(約6,000円)を購入しましたが、曇りや雨の日は充電がほとんどできず、晴天でもフル充電に2-3日かかりました。
結局USB充電が必要で、ソーラー機能はほとんど使いませんでした。
教訓
- ソーラー充電はメイン充電手段として期待しない
- USB充電も併用できるモデルを選ぶ
- ソーラー充電は緊急用と割り切る
- 天候に左右されない充電方法を確保する
後悔7:ガソリンランタン(初心者には難しすぎた)
後悔理由:ポンピング・メンテナンスが難しく、すぐに諦めた
憧れてコールマンのツーマントルランタン(約25,000円)を購入しましたが、ポンピング作業、マントルの空焼き、定期メンテナンスがすべて難しく、3回使用しただけで使わなくなりました。
初心者がいきなり挑戦するには敷居が高すぎました。
教訓:
- 初心者はLED→ガス→ガソリンと段階的にステップアップする
- ガソリンランタンは経験を積んでから挑戦する
- メンテナンスの手間を楽しめるか自問する
- 最初はワンマントルから始める
後悔8:デザイン重視のLEDランタン(実用性ゼロ)
後悔理由:暗すぎて使えない・デザインだけのランタン
インスタで見かけたおしゃれなデザインのLEDランタン(約8,500円)を購入しましたが、明るさは30ルーメン程度で、サブランタンとしても暗すぎて使えませんでした。
デザイン優先で実用性を無視した失敗でした。
教訓
- デザインだけで選ばない
- 明るさ(ルーメン)を必ず確認する
- 実用性とデザイン性のバランスを考える
- レビューで「実際の使用感」を確認する
後悔9:防水性能なしのランタン(雨天で故障)
後悔理由:雨天使用で浸水・故障
安価なLEDランタン(約2,500円)を購入しましたが、防水性能が全くなく、小雨の中で使用しただけで浸水して故障しました。
キャンプでは雨天の可能性が常にあるため、防水性能は必須だと痛感しました。
教訓
- 防水性能(IPX4以上)を確認する
- 屋外使用には防水性能必須
- 防滴と防水の違いを理解する
- 雨天キャンプの可能性を考慮する
後悔10:重すぎるランタン(持ち運びが苦痛)
後悔理由:本体3kg・電池込み4kg超で持ち運べない
超高輝度のLEDランタン(約15,000円)を購入しましたが、本体重量3kg、電池込みで4kg超と重すぎて、持ち運びが苦痛でした。
車で直接サイトに横付けできるオートキャンプ以外では使えず、ほとんど出番がありませんでした。
教訓
- 重量を確認する(1.5kg以下が理想)
- キャンプスタイル(オート/バックパック)に応じて選ぶ
- 電池込みの総重量を計算する
- 運搬手段を考慮する
実際に買って後悔したランタン10選をご紹介しました。
安すぎるモデル、デザインだけで選んだモデル、自分のレベルに合わないモデル——これらは後悔の原因になります。
有名メーカーの定番モデルを選び、実用性を最優先することが、後悔しない選び方です。
次のセクションでは、ランタンのメンテナンス実践ガイドをご紹介します。
ランタンのメンテナンス実践ガイド|タイプ別手入れ方法
ランタンを長く使うためには、適切なメンテナンスが不可欠です。
タイプ別のメンテナンス方法をご紹介します。
LEDランタンのメンテナンス
基本的にメンテナンスフリーですが、定期的な清掃と電池管理が重要。
LEDランタンは最もメンテナンスが簡単なタイプです。
防水性能が高いモデルが多く、基本的には使用後の清掃と電池管理だけで長期間使用できます。
使用後の清掃
- 本体の汚れを柔らかい布で拭く
- レンズ部分を眼鏡拭きなどで優しく拭く
- 電池ケース内の端子を乾いた布で拭く(腐食防止)
- 吊り下げフック部分の汚れを落とす
- 完全に乾燥させてから収納する
電池管理
- 長期間使用しない場合は電池を抜く(液漏れ防止)
- 充電式は3ヶ月に1回充電する(過放電防止)
- 電池端子の腐食をチェック(緑色の粉は要清掃)
- 予備電池は乾燥剤と一緒に保管
年1回の点検
- スイッチの動作確認
- 防水パッキンの状態確認(劣化していれば交換)
- LED基盤の異常確認(点滅・ちらつきがないか)
- ネジの緩みチェック
LEDランタンのメンテナンスは非常に簡単で、使用後の清掃と電池管理だけで10年以上使用できます。
特に電池の液漏れは故障の主原因なので、長期保管時は必ず電池を抜きましょう。
ガスランタンのメンテナンス
マントルの管理と定期清掃が重要。使用頻度に応じた部品交換が必要。
ガスランタンは、マントルの管理と定期的な部品交換が必要です。
適切にメンテナンスすれば、5-10年以上使用できます。
使用後の清掃
- ガス缶を取り外す
- 本体が完全に冷えるまで待つ(30分以上)
- グローブ(ガラス部分)を取り外して水洗い
- マントルの状態確認(破れていないか)
- 本体の汚れを拭く
- すべてを完全に乾燥させてから組み立てる
マントルの交換
- 古いマントルを取り外す
- 新しいマントルを取り付ける
- 空焼きする(屋外で、炎から離して)
- 白い灰のような状態になれば完成
- 破れないよう慎重に扱う
定期メンテナンス(年1-2回)
- Oリングの交換(ガス漏れ防止)
- ジェネレーター清掃(詰まり防止)
- バルブ部分の動作確認
- 点火装置の清掃(自動点火式)
トラブルシューティング
- 点火しない:ガス缶の残量確認、Oリング交換
- 炎が安定しない:マントル破損、ジェネレーター詰まり
- ガス漏れの臭い:即座に使用中止、Oリング交換
ガスランタンのメンテナンスで最も重要なのはマントルの管理です。
破れやすいため、予備マントルは常に2-3個携帯しましょう。
また、Oリングは消耗品なので、年1回の交換をおすすめします。
オイルランタンのメンテナンス
定期的な芯の交換と煤の清掃が必要。
シンプルな構造で長寿命。
オイルランタンは構造がシンプルなため、適切にメンテナンスすれば20年以上使用できます。
定期的な芯の交換と煤の清掃が主な作業です。
使用後の清掃
- 完全に冷えるまで待つ
- ガラスホヤを取り外して水洗い
- 煤をキッチンペーパーで拭き取る
- 芯の先端を平らにカット(焦げた部分除去)
- オイルタンク内の残量確認
- すべてを完全に乾燥させてから組み立てる
芯の交換(3-6ヶ月に1回)
- 古い芯を引き抜く
- 新しい芯をオイルに浸す(30分以上)
- 芯をバーナー部分に通す
- 適切な長さに調整する(5mm程度出す)
- 試し点火して炎の状態を確認する
年1回の大掃除
- オイルタンク内の清掃(古いオイルを抜いて洗浄)
- バーナー部分の分解清掃
- ガラスホヤの研磨(細かい傷の除去)
- 金属部分の磨き上げ
- ネジの増し締め
トラブルシューティング
- 炎が小さい:芯の出し過ぎ/不足、オイル不足
- 煤が多い:芯の不良、オイルの質が悪い
- オイル漏れ:タンクの亀裂、パッキン劣化
オイルランタンは、定期的な芯交換と煤の清掃だけで長年使用できます。
特にデイツやフュアーハンドの製品は部品供給が安定しており、50年以上使い続けることも可能です。
ガソリンランタンのメンテナンス
最もメンテナンスが必要だが、きちんと手入れすれば一生モノになる。
ガソリンランタンは最もメンテナンスが必要なタイプですが、適切に手入れすれば30年以上使用できます。
定期的な部品交換と清掃が長寿命の秘訣です。
使用後の清掃
- 燃料タンクの圧力を抜く
- 完全に冷えるまで待つ(1時間以上)
- グローブを取り外して水洗い
- マントルの状態確認
- ポンププランジャーにオイルを注す
- 本体の汚れを拭く
- ジェネレーターの煤を確認
定期メンテナンス(使用10回ごと)
- ジェネレーター清掃(針で詰まりを除去)
- ポンプカップの注油
- チェックバルブ清掃
- 燃料フィルター清掃
年1回の大掃除
- ジェネレーター交換
- ポンプカップ交換
- チェックバルブ交換
- 全パッキン交換
- 燃料タンク内洗浄
- ポンププランジャー研磨
トラブルシューティング
- 点火しない:ポンピング不足、ジェネレーター詰まり
- 炎が不安定:マントル破損、燃料不足
- ポンピングできない:ポンプカップ劣化
- 燃料漏れ:パッキン劣化、タンク亀裂
ガソリンランタンのメンテナンスは手間がかかりますが、それもキャンプの楽しみの一つです。
定期的な部品交換を怠らなければ、親から子へ受け継ぐこともできる一生モノのギアになります。
ランタンのメンテナンス実践ガイドをご紹介しました。
LEDランタンはメンテナンスフリー、ガスランタンはマントル管理、オイルランタンは芯交換、ガソリンランタンは定期部品交換——それぞれに応じた手入れをすることで、長く愛用できます。
次のセクションでは、よくある失敗5選と対策をご紹介します。
よくある失敗5選と対策|初心者が陥りやすいトラブル
ランタン使用時によくある失敗とその対策をご紹介します。
これらを知っておけば、トラブルを未然に防げます。
失敗1:明るすぎて隣接サイトに迷惑をかけた
状況:2,000ルーメンの超高輝度LEDランタンをメインランタンとして使用したところ、隣接サイトまで明るく照らしてしまい、隣の方から「明るすぎて眠れない」とクレームを受けました。
原因
- ランタンの明るさが過剰だった
- ランタンの設置位置が高すぎた
- 周囲への配慮が不足していた
- 消灯時間(22時頃)を過ぎても点灯していた
対策
- 適切な明るさを選ぶ:ソロ~小規模グループなら1,000ルーメン程度で十分
- 設置位置を工夫する:高さを低めにして横方向への光漏れを防ぐ
- ランタンシェードを使う:上方向のみ照らすシェードで光を制御
- 消灯時間を守る:22時以降はサブランタンのみにする
- 調光機能を活用する:夜遅くなったら明るさを落とす
この失敗から学んだのは、「明るければ良い」というわけではないことです。
周囲への配慮と、状況に応じた明るさ調整が重要です。
失敗2:ガスランタンのマントルを破ってしまった
状況:ガスランタンを初めて使用した際、空焼き後のマントルを触ってしまい、一瞬で破れて使用不能になりました。
予備マントルも持っておらず、その夜は真っ暗でキャンプを過ごしました。
原因
- マントルが壊れやすいことを知らなかった
- 空焼き後のマントルに触れてしまった
- 予備マントルを持参していなかった
- マントルの扱い方を事前に学んでいなかった
対策
- 事前学習:YouTubeなどで空焼き手順を学ぶ
- 予備マントル携帯:最低2-3個は予備を持参する
- 慎重に扱う:空焼き後のマントルは絶対に触らない
- 予行練習:自宅で一度練習してから本番に臨む
- 予備照明:LEDランタンも必ず持参する
マントルは非常に壊れやすいため、予備は必須です。
また、輸送中の振動でも破れることがあるため、キャンプ場到着後に必ず状態確認をしましょう。
失敗3:充電し忘れて使えなかった
状況:充電式LEDランタンを前日に充電し忘れ、キャンプ当日にバッテリー切れで使用できませんでした。
予備の電池式ランタンもなく、スマホのライトで一晩過ごす羽目になりました。
原因
- 出発前日の充電確認を忘れた
- 充電式ランタンのみに依存していた
- 予備の電池式ランタンを持参していなかった
- チェックリストを作成していなかった
対策
- 出発2日前に充電:余裕を持って充電開始する
- 予備電源:電池式ランタンも必ず持参する
- チェックリスト:「ランタン充電確認」を必須項目にする
- モバイルバッテリー:現地で充電できるよう大容量バッテリーを持参
- 複数電源対応:USB充電と電池両対応モデルを選ぶ
充電式ランタンは便利ですが、充電を忘れると使えません。
電池式とのハイブリッド運用がおすすめです。
失敗4:風でランタンが倒れて破損した
状況:テーブルに置いていたガスランタンが、強風で倒れてガラスホヤが割れてしまいました。
破片が飛び散り、怪我はなかったものの非常に危険でした。
原因
- 風の強さを甘く見ていた
- ランタンを不安定な場所に置いていた
- ランタンスタンドを使用していなかった
- 転倒防止対策をしていなかった
対策
- ランタンスタンド使用:地面にペグで固定できるスタンドを使う
- 低重心配置:テーブル上なら中央の低い位置に置く
- 風除け設置:風防を使用して風の影響を軽減
- 吊り下げ優先:可能な限りランタンハンガーで吊り下げる
- 予備ホヤ:ガラスホヤの予備を持参する
ランタンの転倒は、破損だけでなく火災のリスクもあります。
必ず安定した場所に設置し、強風時は使用を控えるか屋内に移動させましょう。
失敗5:虫が大量に集まって食事ができなかった
状況:夏キャンプで高輝度LEDランタンをテーブル上に置いたところ、虫が大量に集まってきて、食事どころではなくなりました。
特に蛾が多く、料理の中に入ってしまいました。
原因
- LEDランタンの白色光が虫を呼び寄せた
- ランタンをテーブル上に置いていた
- 虫除け対策をしていなかった
- ランタンの色温度を考慮していなかった
対策
- 暖色ランタン使用:オレンジ色の光は虫が寄りにくい
- 配置工夫:テーブルから離れた場所にメインランタンを設置
- 囮ランタン:テーブルから5m離れた場所に明るいランタンを置く(虫を誘導)
- 虫除けランタン:SOTO虫の寄りにくいランタンなどを使用
- タープ・スクリーンタープ:メッシュで虫の侵入を防ぐ
虫対策は、ランタンの色温度と配置が重要です。
テーブル周辺には暖色のランタン、離れた場所に明るい白色ランタンを置くことで、虫をテーブルから遠ざけられます。
よくある失敗5選と対策をご紹介しました。
光害による迷惑、マントル破損、充電忘れ、転倒破損、虫の大量発生——これらはすべて事前対策で防げます。
失敗から学び、次回のキャンプでは同じ失敗を繰り返さないようにしましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. ランタンは何個必要ですか?
A. ソロなら2個、ファミリーなら4-5個が目安です。
ランタンの必要数は、人数とキャンプスタイルによって異なります。
- ソロキャンプ(1人):2個(メイン1個 + サブ1個)
- カップル・デュオキャンプ(2人):3個(メイン1個 + サブ2個)
- ファミリーキャンプ(3-4人):4-5個(メイン1個 + サブ2-3個 + テント内1個)
- グループキャンプ(5人以上):6個以上(メイン1-2個 + サブ4個以上)
メインランタン1個だけでは、トイレへの移動時やテント内照明が不足します。
最低でもメイン1個+サブ1個の2個体制をおすすめします。
Q2. LEDランタンと燃料系ランタン、どちらがおすすめですか?
A. 初心者はLEDランタン、中級者以上は両方の併用がおすすめです。
LEDランタンがおすすめの人
- キャンプ初心者
- ファミリーキャンプ(小さい子供がいる)
- メンテナンスの手間を省きたい
- テント内でも使いたい
- 災害用としても使いたい
燃料系ランタンがおすすめの人
- キャンプの雰囲気を重視したい
- 燃料系ギアの扱いを楽しみたい
- メンテナンスの手間を厭わない
- 寒冷地でも使いたい(ガソリン)
理想は、メインランタンを燃料系、サブランタンとテント内をLEDにする併用スタイルです。
安全性と雰囲気の両立ができます。
Q3. ランタンの明るさは何ルーメン必要ですか?
A. メインランタンは1,000ルーメン以上、サブランタンは100-500ルーメンが目安です。
メインランタン
- ソロキャンプ:800-1,000ルーメン
- ファミリーキャンプ:1,500-2,000ルーメン
- グループキャンプ:2,000ルーメン以上(または燃料系200W以上)
サブランタン
- テーブルランタン:100-300ルーメン
- テント内ランタン:50-200ルーメン
- 移動用ランタン:100-500ルーメン
ただし、周囲のサイトへの配慮も必要です。
明るすぎる場合は調光機能で明るさを落としましょう。
Q4. ランタンの燃料は何を選べばいいですか?
A. ガスランタンならCB缶、ガソリンランタンならホワイトガソリン、オイルランタンならパラフィンオイルがおすすめです。
CB缶(カセットガス)
- メリット:コンビニで購入可能、安価
- デメリット:寒冷地では火力低下
- おすすめ:イワタニカセットガス、東邦金属工業CB缶
OD缶(アウトドア専用ガス)
- メリット:寒冷地対応、高火力
- デメリット:価格が高い、アウトドアショップでしか買えない
- おすすめ:SOTO、スノーピーク、プリムス
ホワイトガソリン
- メリット:寒冷地対応、安定燃焼
- デメリット:取り扱いに注意必要
- おすすめ:コールマン ホワイトガソリン
パラフィンオイル
- メリット:臭いが少ない、煤が出にくい
- デメリット:灯油より高価
- おすすめ:レインボーオイル、スターパラフィンオイル
灯油
- メリット:最も安価
- デメリット:臭いがある、煤が出やすい
- おすすめ:ホームセンターの灯油
初心者はCB缶対応のガスランタンが最も扱いやすくおすすめです。
Q5. ランタンはいつ買い替えるべきですか?
A. LEDランタンは5-10年、燃料系ランタンは定期メンテナンスで20年以上使えます。
LEDランタンの買い替えサイン
- LEDが暗くなった(劣化)
- バッテリーの持ちが極端に悪くなった
- スイッチが故障した
- 防水性能が低下した(浸水)
- 本体が破損した
目安:5-10年(使用頻度による)
燃料系ランタンの買い替えサイン
- 燃料タンクに亀裂が入った
- 本体が大きく歪んだ
- 部品供給が終了した
- 修理費用が新品購入より高い
目安:定期メンテナンスで20-30年以上使用可能
燃料系ランタンは、適切にメンテナンスすれば親から子へ受け継げる一生モノのギアになります。
特にコールマンやデイツの製品は部品供給が安定しており、長期使用が可能です。
Q6. テント内でランタンを使っても大丈夫ですか?
A. LEDランタンのみ使用可能です。燃料系ランタンは絶対に使用禁止です。
テント内で使用できるランタン
- LEDランタン(電池式・充電式)
- 乾電池式のキャンドルランタン(LED)
テント内で使用禁止のランタン
- ガスランタン
- ガソリンランタン
- オイルランタン
- すべての燃料系ランタン
理由
- 一酸化炭素中毒の危険:燃料系ランタンは一酸化炭素を発生させます。テント内で使用すると中毒死のリスクがあります。
- 火災の危険:テント生地は燃えやすく、火気を近づけると一瞬で燃え広がります。
- 酸欠の危険:燃焼により酸素を消費し、酸欠状態になります。
テント内では必ずLEDランタンを使用し、燃料系ランタンは絶対に持ち込まないでください。
命に関わる事故につながります。
Q7. ランタンスタンドは必要ですか?
A. メインランタンを使うなら必須です。サブランタンのみなら不要です。
ランタンスタンドのメリット
- サイト全体を均等に照らせる
- テーブルスペースを圧迫しない
- 転倒リスクが低い
- 高さ調整で照射範囲を調整できる
- 虫をテーブルから遠ざけられる
おすすめランタンスタンド
- コールマン ランタンスタンドIV(約3,500円):定番モデル、安定性高い
- スノーピーク パイルドライバー(約7,000円):打ち込み式、超安定
- ロゴス システムランタンポール(約4,500円):高さ調整幅広い
ランタンスタンドは、メインランタンの効果を最大化する必須アイテムです。
最低でも1本は用意しましょう。
Q8. ランタンの色温度は何を選べばいいですか?
A. 暖色(2700K-3000K)が雰囲気良く虫も寄りにくくおすすめです。
暖色(オレンジ色・2700K-3000K)
- メリット:雰囲気が良い、虫が寄りにくい、リラックス効果
- デメリット:明るさ感が低い、料理の色が正確に見えない
- おすすめシーン:夕食後、団らん時、就寝前
昼白色(白色・5000K-6500K)
- メリット:明るさ感が高い、料理の色が正確、作業しやすい
- デメリット:虫が寄りやすい、雰囲気が劣る
- おすすめシーン:設営時、料理準備時、撤収時
理想の使い分け
- 日中・作業時:昼白色
- 夕食時・団らん:暖色
- 就寝前:暖色(低輝度)
色温度切り替え機能付きのLEDランタンなら、シーンに応じて使い分けられて便利です。
Q9. ランタンの保管方法を教えてください。
A. タイプ別に適切な保管方法があります。
LEDランタンの保管
- 電池を抜く(液漏れ防止)
- 防湿庫または乾燥剤と一緒に保管
- 直射日光を避ける
- 3ヶ月に1回充電する(充電式)
ガスランタンの保管
- ガス缶を取り外す
- マントルを取り外すか交換時期をメモ
- グローブを外して別途保管(破損防止)
- 乾燥した場所で保管
オイルランタンの保管
- オイルを抜く(長期保管時)
- 芯を完全に乾燥させる
- ガラスホヤを新聞紙で包む
- 風通しの良い場所で保管
ガソリンランタンの保管
- 燃料タンクを空にする
- ポンププランジャーに注油
- ジェネレーター清掃済みか確認
- 乾燥した場所で保管
適切に保管すれば、次回使用時もスムーズに点灯します。
特に燃料系は、燃料を抜いてから保管することが重要です。
Q10. ランタンの寿命はどれくらいですか?
A. LEDランタンは5-10年、燃料系ランタンは定期メンテナンスで20年以上です。
LEDランタンの寿命
- LED素子:約50,000時間(理論値)
- バッテリー:充電式は約500回充放電
- 本体:5-10年(使用頻度・保管状態による)
- 実用寿命:年10回使用で10年程度
ガスランタンの寿命
- マントル:5-10回使用で交換
- Oリング:年1-2回交換
- ジェネレーター:使用頻度による
- 本体:定期メンテナンスで10-20年
オイルランタンの寿命
- 芯:3-6ヶ月で交換
- ガラスホヤ:破損しない限り永久
- 本体:定期メンテナンスで50年以上
ガソリンランタンの寿命
- マントル:5-10回使用で交換
- ジェネレーター:年1回交換
- ポンプカップ:年1回交換
- 本体:定期メンテナンスで30年以上
燃料系ランタンは、消耗品を定期交換することで長期間使用できます。
特にコールマンのガソリンランタンは、50年前のモデルでも現役で使用できる耐久性があります。
まとめ
30種類のランタンを実際に使用してわかった、後悔しないランタン選びの全ノウハウをご紹介しました。
ランタン選びの5つの鉄則
- タイプを理解する:LED・ガス・オイル・ガソリンの特徴を理解し、自分のキャンプスタイルに合ったタイプを選ぶ
- メインとサブを分ける:メインランタン(1,000ルーメン以上)でサイト全体を照らし、サブランタン(100-500ルーメン)で部分照明
- 予算に応じて選ぶ:5,000円以下なら基本LED、10,000円なら充電式やガス、20,000円以上なら本格ガソリン
- 失敗から学ぶ:安すぎるモデル、デザインだけで選ぶ、自分のレベルに合わないモデルは避ける
- メンテナンスを怠らない:タイプ別の適切な手入れで長く使える
初心者におすすめの最初の1セット
- メインランタン:ジェントス EX-136S(約3,500円、1,300ルーメン)
- サブランタン:小型LEDランタン(約2,000円、100-200ルーメン)
- 合計:約5,500円
中級者におすすめのステップアップセット
- メインランタン:SOTO 虫の寄りにくいランタン ST-233(約8,500円)
- サブランタン:BAREBONES レイルロードランタン(約9,350円)
- 合計:約18,000円
本格派におすすめのプレミアムセット
- メインランタン:コールマン ワンマントルランタン(約18,800円)
- サブランタン:スノーピーク たねほおずき(約6,500円)×2個
- テーブルランタン:フュアーハンド ベイビースペシャル276(約5,500円)
- 合計:約37,300円
ランタンは、キャンプの快適性と安全性を大きく左右する重要なギアです。
自分のキャンプスタイル・予算・経験レベルに応じて最適なランタンを選び、適切にメンテナンスすることで、長く愛用できる相棒になります。
この記事が、あなたの後悔しないランタン選びの参考になれば幸いです。
最高のランタンと共に、素晴らしいキャンプライトをお楽しみください。

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